おしゃべりば

いろいろしゃべるお化け

【Extreme Hearts振り返り SSS1話&2話】

Twitterで連載していた、Extreme Hearts放送当時を思い出しながら振り返る、「Extreme Hearts振り返り」シリーズをブログにアーカイブしたものです。

【Extreme Hearts振り返り SSS1話&2話】は[2022年11月23日]にTwitter上で公開されました。

 

【Extreme Hearts振り返り SSS1話&2話】

2話を観た我々はそのままSSSを見ることにした。前回1話を観ていなかったので1話と2話をここで両方消化することになった。

 


前回のあらすじ!?冒頭2秒で何故かびっくりしてしまった。なんでびっくりしたのか自分でもわからない。ちなみに私だけでなくもう1人も何故かびっくりしていた。前回のあらすじ!?別に驚くことではないのだが、ここで驚いたせいで我々は呪われることになる。

 


SSS1話は本編1話の純華の裏話的な内容になっている。冒頭で陽和のプロフィールが語られるのだが、北海道出身とのことらしい。私も北海道生まれなので親近感が湧いた。その後陽和が練習をとても良く頑張っていることが伝えられる。いい子やんけ……。みんなで練習を頑張る。青春やん……?

 


後半パートではMay-beeの2人が初登場。唐突だけど意外と誰!?とはならない存在感があるのがMay-beeである。売れっ子で番組を持っている。なるほど。ハイパースポーツの説明もしてくれる。なるほど。本編でのあたしたちの活躍もちゃんとみてよね。本編でのあたしたちの活躍もちゃんとみてよね!?!?

 


急にメタネタである。実直に作品作ってるように感じるのにここでメタネタが入るのか……。どういう距離感?まぁ、これはキャラ的にこの説明を作中世界でするか疑問に思ったから、敢えてメタネタでパラレルワールド扱いにしたという処理なんだとは思うが。キャラを想うが故のメタネタだとは思った。

 


陽和いい子だな~とほんわかしてたらメタネタでちょっとピリついた空気の中、そのままSSS2話を再生する。これまでのおはなし。これまでのおはなし!?停止ボタンを押し、SSS1話を再生する。これまでのあらすじ。これまでのあらすじ!?ふぉ、フォーマットが違う!!!ナンデ!?!?

 


このアニメちゃんとやってんだか適当にやってんだかもいよいよわからなくなってきた。なんでこんな短いフォーマットがズレるのかは謎である。この「前回のあらすじ回ごとにフォーマットが違う問題」はSSS見るたびに襲いかかってくる呪いになってしまった。

 


SSS2話は葉山芸能事務所所属についての話だ。なんと陽和は葉山所長にランクアップする。アイドルもの、スポーツものアニメ両方で珍しい「社会に属する」グループになる話である。

 


陽和は咲希と純華の両親にご挨拶に向かう。ここで所長となった陽和が親にいろいろ説明したらしいのだが、カットである。見せて? 陽和の生い立ち普通に気になるよ?とりあえず親にはしっかりした子と認められたようでカラオケで親睦を深める陽和だった。

 


SSS2話は葉山陽和の「社会ができる人」という一面にフォーカスした話だと思う。わかる。私も葉山陽和が会社に来たら絶対嬉しいし、見習わないといけないと思う。咲希達の親、つまり作中の大人達からも太鼓判なのでその能力は高い。

 


ExHにおけるアイドル活動が社会活動である。と定義される重要な話でもある。アイドルものではアイドル活動と一言に言っても扱いがそれぞれ違う。ExHの場合は日常の延長線上の存在で、社会貢献をする職業としての側面が強いような印象を受けた。

 


後半のMay-beeパートでも強調されることだが、Extream Heartsは番組であり、興行だ。そこには企業の思惑や経済活動が交錯しており、ただ夢を叶える場所というわけではない。世界のシビアさが垣間見えると共に、そのシビアさの上でも自己表現の場を作ってくれている人達がいるということだ。

 


この処理はうまい世界の広げ方だなー。と素直に思った。番組の裏にいる人達を考えさせられる。アイドルものもスポーツものも世界が狭くなってしまいがちなので、この広がり方はExHの味がよく出ていると思った。

 


世界も広がり、面白いのは確かなのだが、急なツッコミどころが何度も現れて非常に疲れる……。というのがExH2話とSSSを総合した我々の感想だった。未だに見方も固定できない中、物語は3話へと進んでいく……【終】