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【Extreme Hearts振り返り 11話】

Twitterで連載していた、Extreme Hearts放送当時を思い出しながら振り返る、「Extreme Hearts振り返り」シリーズをブログにアーカイブしたものです。

【Extreme Hearts振り返り 11話】は[2022年12月28日]にTwitter上で公開されました。

 

【Extreme Hearts振り返り 6話】

(全て個人の感想です。できる限り当時の素直な感想を再現するため、非礼な文章が出てくることがあります)決戦の日が訪れた。11話の再生ボタンを押す。RISEは勝てるのか。作画班は耐えられるのか。いろんな意味で緊張の11話が始まる。試合開始!

 

ティーナさんでっかすぎる。見たことねえ打点からジャンプボールが弾かれてる。もはやパス。羽月さんが時間止めたような動きをしてらっしゃる。これがエースの動きか……。完全に解説役になっているスマパとBanShee。なんか……なんか知らない人もいない?

 

May-Beeやっぱり強いですね。30点着くと諦めちゃうかあ。バスケは大体70~100くらいの点数で決着するので30点差は諦めムードですね。May-Beeのプロデューサーさん、こんな終盤でも台詞があるキャラなんだ。ベストコンディションらしいMay-Bee。どうするんだこれ。

 

祐里子のロールターンからの3ポイントシュート、すごいプレーだ。4話の練習でも似たようなシュートしてた気がしますね。得意技なのだろうか。ヒロくんもフェイダウェイシュートを決める。ここまでくると純粋なスポーツとしてのプレーも見ごたえありますね。ティーナの垂直ダンクは反則だろ

 

「速攻!」速攻の時に声出すのリアルですね。速攻している羽月に追いつく陽和。やや遠目で陽和が飛んでくるカットってここが初めてだと思うんですけど、ヤバい挙動してますね。着地と同時に足に痛みが!ヤバい挙動してると思ったらほんとにヤバかった。

 

アリウープでボールをゴールに沈める咲希。151cmでアリウープはエグイですね。どんだけ跳んでるんだ。所長が見たことない顔してる。ネガティブな表情の陽和は1話以来だろうか。足を痛めた状態で2回も跳んでリバウンドを奪取!痛いときに垂直跳びは1番きついですね。絶対やりたくない。

 

所長が倒れた。顔すら上げないガチな倒れ方でこわい。ExHはこういうところ容赦ないですよね。起き上がるが……。大丈夫じゃないよ~!!ライブもあるのに足壊したらどうするんだ。「ただ痛いだけなら!」どうしてそこまで……。何が所長を突き動かしているんだ。

 

ごめんずっと気になってたけど赤い人だれ?多分フラムのリーダーだとは思うんだけど。陽和のプレッシャーも相まって、5連続得点するRISE。所長はマジで対処がめんどくさいタイプのプレイヤーですね。どこでも現れる。流れを切るために2人まとめてぶった切る羽月さん。エースだ……。

 

3ポイントで返す咲希。エース対決、アツイ。だから誰なんだよフラムのリーダー!壮絶な点の取り合い。第2クォーター終わりに陽和を休ませようとする面々。これは……Pロボチャンス!!いけー!!Pロボー!!今しかない!お前が輝くときは今しかない!

 

控室で試合出場について相談するアシュリーと陽和。バスケットでこの展開ならテーピングで何とかするしかない!「とりあえず、テーピングだな」ほんとにテーピングなんかい!!!このテーピングを巻いてる時間、なんか好き。試合で怪我してベンチにいる時って不思議な時間が流れますよね。

 

勝って笑顔で終わりたい。応援してくれる皆の期待に応えたい。みんなで一緒に!そしてフィールドに戻る陽和。いっちゃんはどうだったんだ……?抑えてる!!うおおお!!完全にスポーツ観戦するおっさんになる我々二人!いっちゃんナイスゥー!!いっちゃん、ナイスゥ!!!

 

激熱挿入歌からの激熱リバウンド!ティーナより高い!「全然!痛くない!」気合だーっ!!頑張れー!!!休めたのも大きいのか八面六臂の働きをする陽和。これってPロボのおかげじゃない!?ねえMVPはPロボってことにしてくれないか!?第3クォーターを終えて逆転も見えてきた。頑張れ!

 

第4クォーター。3ポイントのシュートフェイントパスから、ゴール下でぶつかり合う両エース。力では羽月さんだ!倒れた陽和に向けて負けるわけにはいかないと告げる羽月さん。アッチー!終盤でフルコートプレス!これは点差を広げに行く選択肢ですね。咲希を止めようとする羽月さん。しかし……

 

純華のバックスクリーン!走る陽和にそれでも追いつく羽月さん!作中最速なのって羽月さんなのでは……?リバウンドを取る理瀬とパスを受け取る咲希。シュートを止めようと腕を伸ばすヒロくん。手を弾き飛ばした!バスカン!!ナイスプレー!!

 

何だこのフォント!?バスケットカウントは実際見た目で理解するのが難しいルールなので説明は必要なのはそうなんですが。変なアニメだ……。白い光と共に音が遠くなり、場面は切り替わって競技場で走り込む舞花さんのシーン。うわーっ!舞花さんもしかして試合を見てない!

 

舞花に試合の状況を説明する椎奈「最終盤で2点差だって!」えっ!2点差!?「そこまで食い下がってるの!?」「違うよ!RISEがリードしてるの!」えっ!!すげえお洒落な演出。初見の11話で一番好きなシーンです。悔しくて試合を見られない舞花さんの描写、キャラの作り込みを感じる。

 

試合は最終盤、陽和を攻略する羽月さん。羽月さんは陽和に勝ち続けているな。祐里子のスティール!「これで、終わりっ!」「じゃない!」飛び込む理瀬。受け取ったボールをパスする純華「ひよりん!」いけーっ!所長ー!入らない!頼む咲希!!入らない!!!

 

体勢を崩していた陽和が飛び上がる!ボールを掴み……ゴール下からのブザービートダンク!!試合終了!かっ、勝った……。勝っちゃったよ……。EDだ……。試合終了からすぐEDなので、勝ちの実感がイマイチ湧いてこない。か、勝つんだ……という感情が大きかった気がする。

 

「勝ったぞやったー!」よりは「な……なんで勝ったんだろう?」といった感じだった。アツい試合だったし感動はしたのだが、それ以上に「勝てた理由」がなんだったのかがわからなかった。May-Bee相手に怪我までして勝てる理由……なんだ?

 

もう一つ気になるのは11話の戦いの構図である。11話は9話とは違う構図の戦いだ。9話が互いに分かり合う戦いだったのに対して、11話は純粋な対決の構図になっている。羽月さんは倒れた陽和に手を差し伸べずに自分の意志を告げるし、最後はRISEが喜ぶところで終わりノーサイドのシーンまでは描かれない

 

ExHは10話まで仲間との日常を描いてきた作品なはずだ。RISEのメンバーに限らず、相手チームともその絆は結ばれている(当然May-Beeともそうだ)。だからこそ9話の試合は美しいし、それがExHのテーマなんじゃないかとさえ思っていたのだが……。

 

11話の構図が対決なら、絆の先で「分かり合う」ことだけがテーマではないということになる。分かり合うことじゃないの!?分かり合う事だけではない何かがあるってことなの!?さらに言えば11話の方が後半かつクライマックスなので、ExHのテーマとして大きいのは「何か」の方である。

 

ハッキリ言って私はここでかなりExHを疑ってしまった。その何かが9話を超える美しさを出せるのか?と考えると何がテーマになるべきか想像もつかなかったのである。何より怖いのは12話が9話のテーマを繰り返してしまうようなパターンだ。

 

ここから「やっぱり仲間とは分かり合うもんだよね!」みたいな終わり方は出来ない。11話で何かを提示するのならば、12話はそれに答えなくてはならない。だけどそういう間違い方をするアニメはめちゃくちゃある。ExHがそうなる可能性は高くはないと思ったが、それでもかなり不安だった。

 

勝てた理由と、勝った意味……。そのどちらもわからなかったのでED中はかなりモヤモヤしてた感情になっていた11話だった。しかし、そのモヤモヤも長くは続かなかった。ExHに待ったはないと、この後私は思い知らされることになる。【終】