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【Extreme Hearts振り返り 8話】

Twitterで連載していた、Extreme Hearts放送当時を思い出しながら振り返る、「Extreme Hearts振り返り」シリーズをブログにアーカイブしたものです。

【Extreme Hearts振り返り 8話】は[2022年12月11日]にTwitter上で公開されました。

 

【Extreme Hearts振り返り 8話】

(全て個人の感想です。できる限り当時の素直な感想を再現するため、非礼な文章が出てくることがあります)驚愕の次回予告からやってきた第8話。み……、水着回。私は別にExHにセクシーさを求めているわけでは……。でも見ちゃう。そんな気持ちで再生ボタンを押す。

 

8話はスポーツシーンから始まる。あれ!?水着は!?ものすごい速度で消化される本戦。水着回やるのにスポーツを早回ししていくスタイルなの!?セブンスラグビーって初めて聞きました。ラグビーは所長が最強すぎませんか。OPへ。5人揃ってからのOP、なんかいいな。

 

EVER GREEN!?うおっその名前はやめてくれ。あらゆる戦場の記憶がフラッシュバックする(ウィッラィエバグリ)。あれなんかライブを……ライブをしようとしてない!?なんで!?いや勝ったからだけど!ダイジェスト戦のあとにライブされても……困る!ほんとに始まった!

 

いやなんか殺人的なカットが多いな。私は最初にライブシーンを見る時はどれくらいの作画コストがかかっているか気になってしまうタイプだ。8話のライブはかなり地獄寄りだと思う。5人の全身振りつけカット怖すぎる。それよりもなぜこのタイミングでライブを……?あっ最後の振り付けかわいい。

 

3話の最後の感情が蘇ってきた。このアニメわけわかんねえ……。とはいえ7話分の付き合いの重みというか、ある程度ライブを楽しむ余裕くらいは出てきたことも感じられたシーンではあった。でもなんでこのタイミングでこんな豪華なライブシーンがあるの???予算が余ってるのか???

 

ライブ終わりに感想をいいあう面々。ステージ度胸がすごいよね。初めてのステージで楽しかったって言えるのはスポーツ経験者だからだろうか。ノノにメールが届いたらしい。May-Beeの番組!「ロケ地は千葉の海ですよ~」あっ、これかあ!!一瞬マジで水着フェイントで終わるかと思った。

 

「千葉県ホテルOXプライベートビーチ」歴史すら感じるテロップだな……。要所要所で懐かしい空気が漂うアニメだ。「では本番まいりま~す」スタッフがちゃんといるタイプのアニメ!ExHは男を出すことに躊躇いがないのがアイドルものとして少し珍しくて面白いですね。社会描写の一環だと思いますが。

 

水着のデザイン全員分してあるな……。なぜわざわざ水着回を挟んでこんな苦行を?スマイルパワーは本業結構人気あるんですねえ。「はーい、カットー」後ろにいるドローンのおっさん何!?なんでドローンのおっさんまで描写する必要があるの!?作中カメラ内映像のカットは個人的に好きではありますが。

 

これ面白いのが、【ドローン飛ばす→ドローン視点のカメラのカット】じゃなくて【なぜか上目線の全員→ドローンのおじさんを映す】でドローン映像を飛ばしてたことを悟らせるという順番なんですよね。こんなところで映像の叙述トリックを発生させる意味が分からなさ過ぎて笑ってしまう。ExHっぽい。

 

RiNさんのキャラクターをフォローするBanSheeメンバー。いい子たちね。RiNさんの家豪邸すぎない?ExHは陽和を除いて基本的に家に余裕がありそうなの、妙なリアリティがあって面白い。話を聞いて絡みにいくRISE。スポーツマンだけあって絡み方が陽キャ!主人公チームがこういう精神性なの珍しい。

 

急に始まるビーチバレー対決。ティーナさんデカすぎる!中学生がいる大会でこれは反則です!騎馬戦だぁ!「そういう番組じゃないから」中学生もいるんです!やめてください!ティーナと同じ扱いの陽和。もしかして化け物枠なんですか……?夏の海で騎馬戦。青春やん?

 

収録終わったら練習する気の勝ち上がりチーム。体力がイカれてます。夕食を取るカットでティーナさんがすげえ食ってて笑う。デカいだけある。夜は花火!SUNRISEのギターアレンジがエモすぎる。本格的な夏休みは大会が終わってから。ほんとにストイックだよなあ。伊達にスポーツ極めてない。

 

「去年までは、想像もしなかったなあ」急にエモくなるやん。さっきまでド派手に水着回やってたからこっちのテンションが微妙に追いつかない。「この時間が少しでも長く続くように」……?あれ、何か変じゃない?陽和は曲をみんなに届ける為に勝ち上がっていたのでは?手段と目的が逆になっている。

 

最初このシーンを見た時、「この時間が少しでも長く続くように」が飲み込めなかった。違和感くらいの感覚で特に言語化はしていなかったが、ここで私が思ったのは、「だとしたら勝たなくてもよくないか?」ということだったと思う。長く一緒にいたいならExHで勝ち抜かなくても……。そう思ったのだ。

 

1週目ではここが飲み込めなかったので、結局水着パートが何を伝えたかったのか汲み取りきることができなかった。な、なぜ海にいったんだ……。アイキャッチを抜けて再び試合が始まる。ベスト4が決定!?じゃあ試合はあと二試合かあ。残りチームから行くと次はLINK@Dollかな。

 

「いえ。どっちでもないです」へ?Snow Wolf?誰!?ロボット工学を学んでいるバンドチーム!?詰め込みすぎじゃない!?ゴールに人が刺さってますけど!?ついにPロボの謎が解き明かされる日が来るの!?読めねえ~このアニメ。もうなんもわからんです。にしてもクールで苛烈な感じのチームだな。

 

バレーボールの片づけを申し出るPロボたち。めっちゃ泣ける……。もうPの部分で輝けることはないのか。なんとか一矢報いてくれ……。「Snow Wolfさんたちのロボットには負けていられませんからね」え、Pロボ同士で対抗意識とかあるんだ。ロボットの反乱おきないのが不思議だなこの世界……。

 

河川敷に向かう陽和。そこで出会ったのは、さっき見た人!Snow Wolfのミシェル!あ、あれ、なんかすごい儚げな雰囲気の人だ。スポーツの時のイメージと違ったな。そしてEDへ……。EDにSnow Wolfが追加!隠されていた最後のチーム!めちゃ熱い演出だぜ。

 

8話の感想はうおーっ!このアニメ、何も分かんねえ~~~!!!だった。どうして海に行ったのかもわからなかったし、LINK@Dollとの因縁を使わない理由もよくわからなかったし、振出しに戻るレベルで何もわからなかった。しかし、面白い。もう何が面白いかもわからないが面白い。

 

やはり最後の着地点が見えないのがExHを分からなくしている。今回の話で陽和が「この時間が少しでも長く続くように」といったことでそれは加速する形になっていた。最終話で見せたいものが分からないのもそうだが、私たちがこのアニメ求めているものも何なのだろうか。

 

最終話でどういう話が来たら嬉しいのかわからない。2人で考えたが、首を捻るばかりだった。それにもう一つ気になってくることがあった。尺である。残り話数は4話。9話でSnow Wolf戦、10→11話でMay-Bee戦だとすると1話余るのだ。いや、10→11話をMay-Bee戦にあてるならExHなら1.5話で十分かもしれない

 

1~1.5話の余り。これを何に使う気なんだ……?何に使われたら嬉しいんだ……?正解がわからない。しかし、このわからなさこそExHの面白さ、オリジナルアニメの面白さである。何を見せてくれるというのか。不安と期待が入り混じりながら8話の視聴を終えた。【終】