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【Extreme Hearts振り返り SSS3話】

Twitterで連載していた、Extreme Hearts放送当時を思い出しながら振り返る、「Extreme Hearts振り返り」シリーズをブログにアーカイブしたものです。

【Extreme Hearts振り返り 3話】は[2022年11月24日]にTwitter上で公開されました。

 

【Extreme Hearts振り返り SSS3話】

わからないことがわかった本編3話から、続けてSSS3話を再生した。SSS3話はスマイルパワーが葉山芸能事務所を突撃取材する話である。ちなみにこの回の冒頭の台詞は「これまでの出来事」である。だからなんで毎回違うんだよ。3回全部違ったら正解がわからないだろ。

 

 

あ、スマイルパワーさんってただのやられ役じゃなかったんですね(失礼)となるところから始まったSSS3話。相変わらず社交的な面を見せる陽和と、それにぐいぐいついていくスマイルパワーリーダー恵美のやり取りが役職者同士の会話っぽくて面白い。

 

 

SSS3話で一番びっくりしたのは、スマパ側のExtream Heartsで負けても終わりじゃないところあるしね~という旨の台詞だ。台詞的には練習相手などでその後も番組に携わる機会があるという意味に繋がっていくのだが、手前の舞台で芝居をしている話にも繋がっていると思った。

 

 

Extream Heatsは番組である。ゴールデンの人気番組で影響力は大きいが、あくまで作中世界の一番組でしかない。宣伝で出ているだけでみんな他に生活するための仕事を持っている。「負けても他がある」のだ。

 

 

これは作中で言及していいのか!?と思った。これから魂をかけて番組を登っていこうという展開の方がわかりやすいし、他の相手も命かけてます!負けたら死にます!の方がわかりやすいと思うのだ。ただ今まで説明してきた構造上そういうのは無理なのはそうなのだが……。

 

 

しかし、互いに命を懸けていないからこそ彼女たちには選択肢がある。それがまさしくこの回の突撃取材なのである。試合が終わればノーサイド。出来た縁がつながり、こうして企画にもなる。Extream Heats参加の副次効果が描かれている回でもあるだろう。

 

 

負けたチームも勝ったチームも互いにWINWINな構造でなくては、Extrem Heatsという番組は成り立たないということなのかもしれない。突撃取材はスマイルパワーが勝手にしていることだが……。負かした相手でも仲間になれる構造は爽やかでいいなと思った。

 

 

対戦相手のキャラクターも無駄にしない姿勢がわかり、より幅広いキャラクター描写が見られそうだと期待が持てる話だった。キャラクター描写の手つきに関しては最初から一貫して好感度が高いのが、このアニメを続けてみることに迷いがない理由かなと思いながら3週目の視聴を終えた。【終】